こんにちは、ニートです。
またお久しぶりのブログ更新となりました。みなさんお元気ですか?
私ニートも先日トルコに戻ってきまして、やっと落ち着いてきたところです。
以前からブログに書きたいことがありまして、それが
「イカメット」です
イカメットとは?という話なんですが、要するに「ビザ」です。
この記事で初めてこのブログを見てくださる人もいるかもしれないで一応自己紹介をしておくと、私は、「トルコでニートでYouTuber」をしています。
トルコで仕事は一切ありませんし、トルコで学校にも通っていません。
正真正銘のニートです。
ですが
トルコに合法的に住んでいます。
昨年トルコにふらっときて、このイカメットを取得し、もうすぐトルコに来てから一年になります。
この記事を読んでいるということは、トルコに長期間住んでみたいということに興味がある人だと思うので、そのような方々にこの記事が少しでも有益な情報となることを祈っています。
(このブログで一人称をどう呼んでいたのか忘れたので、「私」を「ニート」にします。)
で、ニートは、イカメットを超簡単に取得できました。
なので、イカメットを実際に取得するまでの全てを公開します。
これから書くことは私ニート自身がイカメットを取得した体験談です。
私自身の認識が誤っている場合もありますし、たまたま自分の場合がラッキーだったかもしれません。
皆さんがこれからイカメットを取得する際に、イカメットのルールが変わっているかもしれませんし、
同じようにうまくいかないかもしれませんので、あくまで目安として見てください。
責任は一切取れないのですみません(世の中自己責任だよね)。
ニート自身もトルコに来る前からイカメットの情報をネットで探していましたが、なかなか日本語で情報を見つけるのは難しいですよね。
なので比較的最近イカメットを取得できた体験談として、みなさんの参考になれば幸いです。
またTwitterやInstagramでメッセージ頂ければ、個別で質問に答えさせていただきますので気軽にメッセージしてください。
(ここまで口調が固いけど取り繕っているだけです。フランクに接してください。)
じゃ行きましょう。
イカメットとは?
トルコ語での「 ikamet 」は「居住」「レジデンス」の意味です。
日本語でいうと「滞在許可証」的な感じ。
トルコにただ旅行するだけなら「イカメット」は必要ありません。
日本のパスポートがあれば、ビザがなくても90日以内なら滞在できます。
ではどういう人がイカメットを取得しなければいけないのか?
➡︎トルコに入国してから、90日以上滞在したい人。
この90日とは、過去180日間の間で90日です。
つまり、トルコに80日間滞在した後に出国し、近くのギリシャにいってまたトルコに帰ってきても、あと10日しか滞在できません。
トルコから出国した日から180日間経てば、またリセットされて、また90日間滞在できます。
まあざっくりいうと、
1月1日から4月1日までの3ヶ月(だいたい90日)トルコに滞在して、日本に帰国して、
6ヶ月(だいたい180日)経って10月1日になれば、
またトルコに90日滞在できるってイメージです。あくまで目安ですが
つまり、4月1日から30日間トルコに滞在、そして日本に帰国、また6月1日から60日間トルコに滞在するみたいに、
180日の間なら別々の日も合計して、合計90日間なら合法的にトルコに滞在できます。
180日間の間でトルコに90日間以上滞在したいのなら、「イカメット」を取得する必要があります。
なんとなく伝わったかな?
また、トルコの語学学校に通ったり、大学に留学する人は「学生用のイカメット」を取得する必要があるようです。
ここはニートは専門外ですので、あくまでも「仕事も学校にも行かない」「トルコに住んでみたい」人のためののイカメットについて説明してます。
また、後でも触れますがあらかじめ言っておくと、
入国から3ヶ月が過ぎても、イカメットを申請している状態で、それを待っていればOKです。
イカメットを申請すると面接があるのですが、時期的に混むこともあり面接の日が二ヶ月先とかになる可能性もあリます。
なのでその面接の日が、滞在3ヶ月間以降の日になっても、その面接を待っている状態なので合法的に滞在できるというわけです。
イカメット取得に必要だったもの、必要じゃなかったものは?
☆必要だったもの
・パスポート
・トルコの携帯番号
・メールアドレス
・証明写真4枚
・トルコで購入した健康保険
・トルコで取得できる自分の税金番号
(近くの税務署に行って、税務局(Vergi Dairesi)に行って、自分のタックスナンバーが書いてある紙をもらってください。簡単にもらえます。)
・トルコでの住所を証明する書類
✖︎必要じゃなかったもの
日本の銀行口座の残高証明書
無犯罪証明書
ニートの場合はこんな感じでした。
つまり、
日本から持ってくるものはパスポートだけで大丈夫でした。
一体いくらお金は払った?
イカメット取得のために支払ったお金は、トータルで
1100〜1200リラぐらいです
日本円だと23000円ぐらい。
(業者代と税金代とNotary代を合わせて。後で詳しく書きます)
このぐらいの金額で二年間のイカメットを取得できました。
申請の流れ
まずはじめに言いたいことは、申請は全てトルコに来てから行いました。
日本ですることは何もありませんでした。
大まかな流れは
トルコに入国
→イカメットのサイトを開き、申請書に必要事項を記入し、提出
→面接の日時が送られ、必要書類を用意する
→面接に行き、書類を提出
→何も問題なければ、自宅にイカメットが郵送される
こんな感じ。
当時のことを振り返りながら、一つ一つ詳しく見ていきます。
◾️トルコに入国
ニートがトルコのイスタンブールに来たのが2018年10月12日です。
ちなみに、成田からモスクワ経由(アエロフロート航空)で来ました。
離陸するときにめちゃくちゃ揺れて乗客から悲鳴があり、ニート自身も死を覚悟したという思い出があります。それ以来アエロフロートは使ってません。怖かった。
◾️イカメットの申請をする
イカメットはこのサイトから申請します。
公式サイトですので安心してください。
このようなトップページです。
トルコに入国してから一ヶ月以内に申請しましょう。
(明確なルールがあるわけではないですが、早いに越したことはないです)
で、トルコ語か英語で進めていくことになるんですが、
まあめんどくさい。
正しく記入できてるかわからないし、間違ってたらなんかすぐに帰国させられそうだし。
ニートも自分で色々記入してたのですが、あえなくギブアップ。
そこで、当時住んでいたシェアハウスのオーナーに相談してみたところ、
オーナー(エジプト人)は2年前トルコに来て、業者を使って申請して無事イカメットを取得したとのこと。
その業者をニートにも紹介するよとのことで、イスタンブールのFatihという地域にあるオフィスに一緒に行ってくれました。
つまりニートは自分で申請することを諦め
業者に丸投げしました
街の道路沿いに小さいオフィスが普通にあって、そのオーナーが業者たちとアラビア語で全部話してくれたので、ニートは何も話していません。
で、彼らが言うには、
・まずイカメットを何年間分申請したいのか
➡︎基本的に1年間か2年間。出来るだけ長く取りたいのでニートは2年間を選択。
・その申請する期間分の健康保険を購入する必要がある
➡︎日本で購入した保険が適用されるか不明なので、トルコで保険を購入するべし。
トルコで一番有名な保険会社(ギャランティーだかなんだか)をオススメされたので、その保険を2年間分購入。
あと必要なものは
税金番号の紙(税務局で取得可能)、パスポート、今住んでいるトルコの住所、両親のフルネーム、証明写真1枚、電話番号など。それらを提出しました。
あとは業者の方が、先ほどのイカメットのウェブサイトで、申請書に代わりに記入してくれました。
その時は少し混んでいて、2〜3時間後したらまたオフィスに戻ってきて〜と言われたので、近くで時間潰して戻ったら、申請を終えていてくれました。
イカメットの申請書のコピーを印刷してくれて、保険を購入した証明の書類ももらいました。
これで申請は完了。業者に払ったお金は250リラでした。
日本円だと約5000円。保険代と業者代まとめてこの値段なので本当に安いと思いました。
ニートは2年間の保険を購入したので、もし1年間分のイカメットを申請するならもう少し安いかもしれません。
まあオーナーがアラビア語で会話してくれたので安くしてくれたのかもしれませんが、、なんにせよこの値段で申請をしてくれたのは大きいですね。
(ご希望あればこの業者を紹介します。多分まだやってる。)
→すみません、もうこのオーナーと疎遠になってしまったのでこの業者は紹介できません。。
で、その数日後に自分の電話番号にSMSが来て、面接の日時が書いてありました。
申請してから確か2〜3週間後とかでした。
申請したから1ヶ月とか2ヶ月待つ人もいたので、結構ラッキーでしたね。
◾️面接のために書類を準備する
さあここからは自力でやりました。
2週間後の面接のために必要な書類を用意します。
パスポートのコピー、証明写真4枚(切り取っておく)
イカメット申請書コピー・保険の書類(これらは用意済み)
住所の証明書(←大事)
税金番号の紙
大体のものはこの時点ですでに用意できていたので、残りは一つ。
住所の証明書です。賃貸の証明書って感じです。
自分がその住所に住んでいることを証明する必要があります。
自分が部屋を賃貸で借りて、その時の契約書とか公共料金の支払いの書類?とかを用意できれば一発でOKです(多分)
が、基本的にはトルコで部屋を賃貸するためには、イカメットが必要です。
イカメットもない外国人には部屋を貸してはくれません。
、、、どうしよう?
ニートはこのことを何も考えずにトルコに来たので正直焦ってました。
解決策は三つあります。
1. Airbnbを使ってシェアハウスに住み、そのオーナーから住所証明のサインをしてもらう。
2. 恋人や友達に頼んで、その家に住んでいる程にしてもらい、住所証明のサインをしてもらう
3. ホテルに住み続け、そのホテルの住所で申請する
恋人も友達もいない、ましてやホテル暮らしなんてできないニートは当然「1」の選択肢しかありませんでした。
トルコに来て1日だけバックパッカーに泊まり、何軒かAirbnbを使ってシェアハウスに泊まり、長期滞在できそうな家に巡り会うことができました。
(ちなみにトルコでAirbnbは禁止)
そのオーナーにお願いして、この住所に正式に一緒に住んでいることにして、それを証明するための書類を作りたいという話をしました。
まあいきなりその話をしたらイカメット目的だと思われそうだったので、1週間何の素振りも見せずに普通に仲良くしてたら、1週間後にはもちろんOKということで、無事に住所の証明ができる流れになりました。(わかりづらくてごめんなさい)
てことで、
住所の証明書を用意するためには、
まず近くの文房具屋さんなどに置いてある「賃貸証明書」的な用紙を購入します。
一枚数十円ぐらいでした。
それに住所とか名前とかサインとか記入したら、それを「Notary」に持っていきます。
「Notary」ってのは「公証人」です。
書類とかを持って行って、お金を払うと、これは正式な書類ですよ〜ってハンコを押してくれます。めんどくさいですが、これは絶対に必要なので頑張りましょう。
ニートは一人で行きましたが、片言のトルコ語でなんとかなりました。
数千円払った気がします。Notaryは街に色々あるので、近くにあるNotaryに行ってみてください。
これで書類は全て用意できました。
◾️面接に行く
自分の携帯番号にSMSで、面接の場所と時間の詳細が送られてくるので、
その時間に絶対に遅れずに行きましょう。
仮に遅刻して行けなかったりしたら、別日に振替なんてことはしてくれません。
イカメットの取得は諦めましょう(知らんけど)。
ここからはニートが実際に面接に行ったときの様子を書いていきます。
まず面接の時間は、11月27日火曜日の朝9時から。
会場はSultangaziという家から1時間ぐらい離れたところでした。
プレハブというか市の小さい建物でした。
ニートがそこに着いたのが8時50分。
すでに20人ほど並んでいました。
イカメットのための看板というか目印もなく、ただ廊下に人がたくさん並んでいたのでニートもそこに並びました。スタッフらしき人も見当たらず、不安になりながら並んでいました。
その20人は全員アラビア系?中東系?本当に移民申請をするような感じで、ファミリーも多く、子供も多かったです。
日本人はもちろん、アジア人も一人もいなく、ニート以外全員アラビア系の人たちでした。
そのまま待つこと10分、9時になり、スタッフの人も出てきて、先頭の人たちから中に入っていきました。
一人の男性スタッフが廊下で誘導したり質問に答える係で、中に二人の男性が対応をしていました。
で、ニートの番が回ってきたのが9時30分ごろ。
「なんでトルコに住みたいの?」とか「仕事は?お金は?」とか聞かれると思って、事前に答えをトルコ語で予習していきました。
そして一人のスタッフの前に座らせられるニート。
スタッフの顔の表情が変わりました。予想外のものを見たときの目をしていました。
まずいきなり「Nerelisin?」(どこ出身なの?)と聞いてきたので、
「Japon!」と元気に答えました。
「へ〜ジャポンか〜」みたいな感じで納得し、パスポートと書類を出せと言われたので素早く出しました。
そして日本のパスポートをジロジロ見始め、「日本のパスポートは綺麗だね〜」とか言いながら終始和やかな雰囲気で面接は進みました。
そして彼はどんどんハンコを押していき、最後にサインを要求してきて、
「はい、じゃあこれ持って税務署に税金払ってきてね。払ったらまたここに戻ってきて」と言われました。
今日でも明日でも明日以降でもいつでも良いとのこと。
最後まで相手のご機嫌を損ねないように笑顔を絶やさず部屋を後にしました。
面接と言っても何も聞かれることはなく、ニートの後ろにも人がかなり並んでいたので、早く人もさばきたいのか話す暇もない様子でした。
正直拍子抜けでしたが、楽でよかったですね。
その足でまた家の近くの税務署まで税金を支払いに行きました。
二年間分で808リラ払いました。なかなかの高額で驚きましたが、これで二年間住めると思えば安いものでしょう。
税金を支払ったレシートを受け取り、再び面接会場へ。
で、戻ってきたのが12時過ぎ。
朝ほどは混んでなく、10人ほど並んでました。が、あと残り二人のところで12時30分になりランチ休憩。スタッフの人が皆外に出て行き、1時間後に再開すると言われ、その場で待っている人もいれば、ニートのように昼飯を食いに行く人も。
田舎だったので周りに何もなかったが。。
まあそんな感じで午後になり、税金のレシートを出して、また書類の3箇所にサインをしたら、これで終わり!
あとで家にイカメットが郵送されると言われ、部屋を後にしようとすると日本語で
「さよなら〜」って言われました。
ランチ中に日本語勉強してくれたのかな。いい奴じゃん。
って感じで面接は無事終了しました。
◾️イカメットが家の住所に郵送でくる
面接が終わり約一ヶ月経った頃、SMSでメッセージが来ました。
「あなたのイカメットを自宅に郵送したよ」的なメッセージです。
このときイカメットが無事承認されたことがわかりました。
面接が終わった後追加書類が要求される場合もあるらしいので、一安心です。
が、問題はいつ郵送が来るかわからないので、ニートが家に不在のときに郵送が来たらしく、郵送を受け取れませんでした。
しかし問題ありません。すぐにメッセージで「近くのPTT(郵便局)にもう届いてるから」とのこと。
すぐに郵便局に行き、パスポートを見せ、無事にイカメットをゲットできました。
(郵便局でもらった封筒)
(実際にもらったイカメット)
長くなりましたが、これがイカメット取得までの全部の流れでした。
その他注意点もろもろ
・業者を使った方がいいのか?
➡︎使った方がいいです。
業者の方が手慣れているし、不慣れなことは少しお金出してプロにやってもらった方がいいと思っている派です。(それに業者はなんか裏で繋がってそうだし何かと対応が早そうという憶測も、、、)
まあ個人で申請しても大丈夫だとは思いますけどね。
・「イカメット取るの大変だ」って声がよくブログとかで見るけどあれはどうなの?
➡︎去年の9月ごろまで超厳しかったようです。それ以降緩くなって簡単に取れるようになりました。
去年はイカメットが取れずに帰国した人もいたようで、時期によって厳しさやルールがコロコロと変わるのがトルコという国です。
また、対応する面接官によって難易度が変わるようですね。自分の運にかけましょう。
・銀行口座の証明は本当にしなくていいの?
➡︎申請書を書くときに、職業と収入を書く欄があるのですが、そこに「無職」「収入0」と書くとおそらく銀行口座の提示が求められるでしょう。
なのでそこは適当な数字を入れておきましょう。ニートは職業「会計士」月収「2000リラ」と書きました(業者がそう書いた)。
・トルコの銀行口座は必要だった?
➡︎必要ありませんでした。イカメットがないと銀行口座は開設できないですし(一個だけイカメットなくても開設できる銀行がある)、なんならいまだに銀行口座は開設してません。
・携帯電話の番号はどうやって手に入れられる?
➡︎スマホをトルコで買って、通信会社でSIMを買いましょう。電話番号がもらえます。
(日本から持ってきたSIMフリースマホでもいいかもしれませんが、ニートはトルコでスマホ買ったのでわかりません)
TurkTelekomが一番高くて電波が安定してる(らしい)
ニートはVodafone使ってます。SIMカード買うのに200リラ(約4000円)で、月々5GBで40リラ(約800円)払ってます。
・時期的に混んでる差はある?
➡︎話に聞いたところ、夏は人が増えるので混雑し、冬は人が減るので混雑しません。
なので申請したら面接の日程が遅くなる可能性もある夏は避けた方がいいかもですね。
・実際に今トルコにイカメットを使ってニートしてる人はいるの?
➡︎ニートもここイスタンブールでたくさんの日本人の人と会わせてもらいましたが、ほとんどの方が仕事をしているか学校に行っています。
いや、仕事もしないで学校にも行かないでイスタンブールにいる人は他にはみたことないですね。知っている方いたら紹介してください。
ただここ最近、イカメットについてSNSで質問がきます。みなさん様々な理由でトルコに住みたいらしく、面白いな〜って思ってます。
今後トルコに住むニートが増えるとさらに面白くなりますね。
・イカメットの期限が過ぎたらまた更新できる?
➡︎はい、更新ができます。またその更新の年数も決めることができます。
まだニートは更新したことはありませんが、周りの人で更新している人も多くいます。
なので理論的にはずっと住めちゃいますね。
適宜追加することあれば、ここに追記しま〜す。
何か質問あればインスタもしくはツイッターでお待ちしております。このブログのコメントでもOKです。
あ、YouTubeも更新するので見てください。ではまた。