【目次】
条件の付属語(〜ならば)とは?
「私が学生ならばもっと旅行できるのに」
「お金がなければ何も買えませんよ」
のように
文の述語に付いて、
「〜ならば」という
「条件」の表現をするには
「条件の付属語」を使います。
文の述語というわけで、
「条件の付属語」は
付属語なので、
名詞でも形容詞でも動詞の活用形でも
何にでも付くことができます。
表はこちら⬇︎
◆条件の付属語
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e,i,ö,ü
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a,ı,o,u
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-母音
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-yse
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-ysa
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-子音
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-se
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-sa
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述語が「子音」で終わっていたら、
「-se/-sa」を付ける!
述語が「母音」で終わっていたら、
間に「-y」を挟んで、
「-yse/-ysa」を付ける!
これだけ!
動詞の「仮定形」と形は同じだけど、
付属語のほうだけ、
母音に付くときに「y」を挟むのに注意しようー。
あと、
主語が「一人称」「二人称」だったら
「人称接尾辞」を付けます!
動詞の仮定形と同じだね。
例文!
ex)
・(私が)学生ならばもっと旅行できるのに。
*öğrenci(学生) daha fazla(もっと) seyahat et-mek(旅行する)
➡︎Öğrenciysem daha fazla seyahat edebilirim.
(「私が学生ならば〜」の述語は「学生」ですね。
「Öğrenci」は「母音」で終わっているので、
条件の付属語「-yse」が付きます。
で、人称接尾辞「m」が付きますよー。)
・(君たちは)お金がなければ何も買えませんよ。
*para(お金)hiç bir şey(何も) al-mak(買う)
➡︎Para yoksa hiç bir şey alamazsınız.
(「〜がある/ない」は「var/yok」でしたね。
なので、「yok」に「-sa」が付いてます。)
(「al-」に、
不可能語幹「-ama」と
中立形の否定「-maz」が付いて、
「-amaz」が付きます。
で、主語は「二人称・複数」なので
人称の付属語「-sınız」が付きますよー。)
(「不可能語幹」って忘れやすいからこちらで復習⬇︎)
・明日雨が降ったら、試合は行われない。
*yarın(明日) yağmur(雨) yağ-mak(降る)
maç(試合) yap-mak(行う)
➡︎Yarın yağmur yağarsa maç yapılmayacak.
(「yağ-」に「中立形」の「-ar」が付いて、
そこに「条件の付属語」の「-sa」が付いてます。)
(「yap-」に受け身語幹「-ıl」に
未来形の否定「-mayacak」が付いてますね。)
、、、
ここで気づいたのですが、
動詞の語幹「yağ-」にそのまま「-sa」を付けたら、
動詞の仮定形になりますね。
しかし、
この例文では「中立形」の「-ar」を間に差し込んでいます。
これ何か意味があるのか?
と思って調べてたら、
「yağsa」と「yağarsa」には
若干ニュアンスの違いがあるみたいです!
まず、
動詞の仮定形である
「yağsa」は
「雨が降ったら試合が中止される」といった結果よりも
「雨が降ってくれれば遊びに行ける」のように
物事が起きてほしい、または起きて欲しくないという
気持ちや意思が表現されるみたいです。
一方、
「中立形」+「条件の付属語」である
「yağarsa」は
「雨が降ったら→試合が中止される」のように
物事の因果関係を表現するようです。
話し手の気持ちや意思とかではなく
物事を客観的に、事実的に話している感じでしょうか。
、、、
まとめると
「動詞の仮定形」は
「気持ち」「意思」
「動詞の中立形+条件の付属語」は
「因果関係」
を表現するという違いがあります!
、、、
こんな使い分けが本当に必要かは知らないけど
一応ね、触れておきました。
今知ったんで、もしかしたら二つ前「仮定形①」の例文とかで
「中立形」を使うべき例文があるかもしれないけど、、、
まあ気にしないでおこう。笑
・クミがそこに来たならば、私も行きたかった。
*ora(そこ) gel-mek(来る) git-mek(行く)
➡︎Kumi oraya geldiyse ben de gitmek istedim.
(「gel-」に過去形「-di」が付き、
条件の付属語「-yse」が付きます。)
、、、
一つ前の「仮定形②」の記事でやった
「仮定形」+「過去の付属語」と形は似ているけど、
意味は真逆だね。
あっちの文は実際に起こったことに反する「仮定」を表現していて、
こっちの文では実際に起こったことを表現してます。
見比べてみると面白いかもねー
長くなってしまった、、!
以上っ!