【目次】
形動詞の続きです!
意味上の主語が異なる「〜する〇〇」
「彼が働く企業」
「私が買った車」
のように
「修飾される名詞」と、
「意味上の主語」とが異なる
「△△が〜する〇〇」という形動詞を学びましょうー。
上の例文で考えると、
「修飾される名詞」は「企業」です。
で、
「意味上の主語」は「彼」ですね。
「企業」が働くわけではなく、
「彼」が働くので、
意味上の主語は「彼」であることはわかりますね。
一方、
前回学んだ形動詞では、
「校庭で走っている学生」のように
「修飾される名詞」も「学生」で、
「意味上の主語」も同じく「学生」ですね。
日本語訳では同じ「〜する」でも、
トルコ語では、
「意味上の主語」が異なっている場合には
形動詞の形が変わります!!
では、
どのような形になるのか?
表をみましょう!
◆「△△が〜する〇〇」の形動詞
|
e,i,
|
ö,ü
|
a,ı
|
o,u
|
-母音
-有声子音
|
-dik
|
-dük
|
-dık
|
-duk
|
-無声子音
|
-tik
|
-tük
|
-tık
|
-tuk
|
動詞の語幹が
「母音」か「有声子音」で終わっていたら、
「-dik/-dük/-dık/-duk」を付ける!
動詞の語幹が
「無声子音」で終わっていたら、
「-tik/-tük/-tık/-tuk」を付ける!
「母音調和」もいつも通りです!
意味上の主語には「所属人称接尾辞」
そして、、、
もう一つチェックする点があります。
「彼が働く会社」の
意味上の主語である「彼」には
「所有格」を付けます。
そして、
形動詞には、
その意味上の主語に対応する
「所属人称接尾辞」を付けます。
つまり
「所属」を表す「AのB」の形と同じですね!!
(「AのB」に関しては、
「所有の格助詞」シリーズを三記事書いたので、
そこで復習できます。⬇︎)
なんか説明長すぎて、
よくわからなくなってきたけど、
例文見ながら慣れていきましょう〜
例文!
ex)
・(私は)彼が働く会社を知っています。
*çalış-mak(働く) şirket(会社) bil-mek(知る)
➡︎Onun çalıştığı şirketi biliyorum.
(まずは、
「彼」の「O」に「所有格」の「-nun」が付いて、
「Onun」になっていますね)
(動詞の語幹「çalış-」は
「無声子音」で終わっているので、
「-tık」が付いて、「形動詞」になります。
で、
形動詞の「çalıştık」に、
「所属人称接尾辞」が付きます。
意味上の主語が「三人称」なので、
「所属人称接尾辞」は「-i」が付きます。
さらに注意すべき点は、
形動詞の
「-dik/-dük/-dık/-duk」
「-tik/-tük/-tık/-tuk」ともに
無声子音「k」で終わっています。
この「k」に「母音」が付くと、
「k」→「ğ」に子音が変更されます!
ちなみにこの「ğ」は、発音されない音でしたね。
で、
「çalış-」+「-tık」+「-ı」で
「çalıştığı」が形動詞になります。
長かったねー。笑)
・(あなたは)私が買った車を見たいですか?
al-mak(買う) araba(車) gör-mek(見る)
➡︎Benim aldığım arabayı görmek istiyor musun?
(「私」が意味上の主語だから、
「Ben」に「-im」が付いて、
「Benim」になります。(例外的だったね)。)
(「al-」に「-dık」が付いて、「形動詞」。
「aldık-」に、
「一人称・単数」の「所属人称接尾辞」である
「-ım」が付いて、
「aldığım」になります!))
・(私は)あなたが私にくれた本を無くしたようだ。
*ver-mek(与える) kitap(本) kaybet-mek(無くす)
➡︎Senin bana verdiğin kitabı kaybetmişim.
(「ben」に「方向格」を付けると、
例外的に「bana」になるんだったね。)
・あなたたちが理解していない問題はどれですか?
*anla-mak(理解する) problem(問題) hangisi(どれ)
➡︎Sizin anlamadığınız problem hangisidir?
(「anla-」に、
「-ma」が付いて、「否定語幹」になり、
「-dık」と「-ınız」が付いて、
「anlamadığınız」です。
このように、
今回の「形動詞」も、
色々な語幹から作ることができます。)
(疑問詞「hangisi」を使った疑問文だから、
「疑問の付属語」は使わないよー)
、、、
もう十分だな。。
これまでの文法のルールを押さえておけば、
これからもなんとかなりそう、、、!
以上っ!