1からトルコ語学んでみた

これから英語ですか?

「対象」の格助詞 ⑤

 

 

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【目次】

 

 

 

 

とりあえず、

 

格助詞シリーズこれで終わりまーす

 

 

対象を表す格助詞(〜を/〜が)

 

 

「あなた待っています」

 

「トルコ好きですか?」

 

「その本買った」

 

 

のように、

 

 

 

「対象」

 

 

 

を表現するときに使われます。

 

 

表はこちらです

 

 

 

◆対象の格助詞

 
e,i,
ö,ü
a,ı
o,u
-母音
-yi
-yü
-yı
-yu
-子音
-i
-ü
-u

 

 

 

名詞が「母音」で終わっていたら、

 

 

「-yi/-yü/-yı/-yu」

 

 

 

を付けます。

 

 

 

子音」で終わっていたら、

 

 

「-i/-ü/-ı/-u」

 

 

 

を付けます。

 

 

 

「母音」と「母音」の間に

 

 

「y」を挟むのは

 

 

もはや常識になってきたね。

 

 

 

単語の最後の音が

 

母音」なのか「子音」なのかを

 

チェックするのも慣れてきたかな、、!?

 

 

 

 

どんなときに使うの?

 

 

 

ただ、この「対象の格助詞」は、

 

いつでも使うわけではないんです。

 

 

これまでのブログの中でも

 

「私は本読んでいます」

 

とか

 

「私は日本語学んでいます」

 

のような例文を挙げていましたが、

 

 

「kitap」や「Japonca」の後に

 

格助詞もなにも付けてきませんでした。

 

 

まあ、つまり、

 

 

どういうわけかというと、

 

 

「特定化されていない名詞」

 

 

には、この「対象の格助詞」は付きません。

 

例文で見比べてみればわかりやすいです。

 

 

ex)

*kitap(本) oku-mak(読む)

 

・私は本読んでいます。

 

 

➡︎Kitap okuyourum.

 

 

 

・私はこの読んでいます。

 

 

➡︎Bu kitabı okuyourum.

 

 

 

二つの例文の違いわかりましたよね??

 

 

はじめの例文の「本」という名詞は、

 

どの本も読んでいるのかは全くわかりません。

 

英語の本なのか小説なのかさっぱり見当は付かないですね。

 

つまり、

 

「特定化されていません」。

 

 

なので、

 

「kitap」の語尾には何も付きません。

 

 

 

一方、

 

 

「この本」という表現であれば、

 

目の前で会話している人が、

 

おそらく一冊の本を手に取って、

 

「この本を読んでいる」と言っているのでしょう。

 

つまり、

 

「特定化されています」。

 

なので、

 

「kitap」の語尾にı

 

付いています。

 

 

日本語だったらこういうルールはないですよね。

 

 

*注意

 

「kitap」に「ı」がつくときに、

 

語尾の「p」が「b」に変わります。

 

「kitap」 ➡︎ 「kitabı」です。

 

 

「無声子音」から「有声子音」に、ということですね。

 

ここだけちょっと注意です。

 

 

  

 

名詞が特定化されていない例

 

 

 

・あなたは水を買いましたか?

*su(水) al-mak(買う)

 

 

➡︎Su aln mı?

 

 

 

・私はバナナを食べた。

*bir(1つの) muz(バナナ)

 

 

➡︎Ben bir muz yedim.

 

 

 

「Su」にも「muz」にも

 

対象の格助詞」は付きませんね。

 

 

でも実際、

 

名詞が「特定化」されているかどうかなんて

 

いまいちわからないし、

 

ましてや会話の中でいちいち考えるのも大変なんで

 

こういう例文ではこういう表現をする、

 

みたいに覚えてしまった方が楽そうですね。(意味不明)

 

 

自然といずれ慣れていくと期待しています。

 

 

特定化されているときって?

 

 

長くなってしまったーーー

 

ここからはさらっといきます。

 

 

どんな言葉に「対象の格助詞」が付くのか。

 

まず、

 

「地名・人名」などの「固有名詞」

 

 

です。

 

ex)

・私はトルコが好きです。

*Türkiye(トルコ) sev-mek(〜を好む)

 

 

➡︎Türkiye'yi seviyorum.

 

 

 

・あなたはマサルを見ましたか?

*gör-mek(見る)

 

 

➡︎Masaru'yu görn mü?

 

 

 

固有名詞のあとに、

 

 

yi」と「yu」がしっかり付いてますね。

 

 

 

続き

 

 

指示語によって名詞が限定されている場合は、

 

その名詞は「特定化」されています。

 

はじめのほうの例文の

 

この本」ってやつもそうです。

 

 

ex)

・あなたはそのバックが欲しいですか?

*çanta(バック) iste-mek(欲しい)

 

 

➡︎O çanta istiyor musun?

 

 

ただのバックじゃなくて、

 

そのバック」なので、格助詞付いてますよ〜

 

 

 

人称代名詞や指示語・疑問詞

 

 

「あなた見た」

 

「これ買った」

 

「誰が好きなの?」

 

のように、

 

人称代名詞指示語疑問詞

 

「対象」とするときには

 

 

必ず

 

 

「対象の格助詞」が付きます。

 

 

特定化」されているんで当たり前なんでしょうね。。

 

 

特殊な形にはならないので安心です。

 

 

ex)

・私はこれを買います。

*Bu(これ) al-mak(買う)

 

 

➡︎Bunu alacağım.

 

 

指示語の

 

「bu」「o」「şu」は

 

⬇︎

 

「bunu」「onu」「şunu」

 

 

になります。

 

 

間に「n」が入っているけど、

 

 

どの格助詞が付いても、「n」が入るんだよね。

 

 

いつか格助詞シリーズをまとめて表にして

 

わかりやすくしようー

 

 

以上っ!